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「振り向かれる着姿・魅せる着物き姿」の土台は

長襦袢の着方着こなしにあります。

どおしても、表の着物姿に、目を奪われがちですが、どんなに高価な着物、華やかな着物を着ていても、着姿の土台になっている長襦袢の着方が悪いと、姿が美しくないばかりか、必ず、着崩れしてきます。

不安を持ちながらの緊張感は、表情に、立ち居振る舞いにゆとりがありません。

着物の力を借り、着物の美しさは見せても、貴女の着物姿を魅せる事は無いでしょう。

表に出ない、長襦袢の着方、着こなしのポイントを身につけてください。

 襦袢は、式服、フォーマル以外は、出来るだけ楽しいものを身につけるように着るようにしています。

此の柄は、紬関係、中でも、大島紬を着る時などに、よく合せます。

衿先を揃えて重ね、片手で胸元を持ち、衿が左右対称になるよう、位置を決めます。

 片手で衿の胸元を持ったまま、反対の手は背中心を持ち、背中心の偏りがないよう、たるみが無いように、下のほうに引きます。そして衣文の抜き加減を調整いたします。

 背中心が、文字どうり、背筋が通っているかのように、襦袢がスッキリとなるようにしてください。ここがだぶついていると、ゴロゴロとして、着物が収まりません。着物をきれいに着ても、中から崩れてきます。スッキッと、シャッと。

 衣文の抜き方ですが、指3本入るくらいが目安とされているようですが、決まりはありません。あくまでも好みです。首の長い人、太い人、なで肩の人、若い人、年配の人、それぞれの抜き方で、表情が出せます。

 衣文を抜き過ぎたかなと思ったら、、胸元を引いて調整して下さい。良く「粋さを出す」為にと言う事で、衣文を抜き過ぎると品がなくなります。ご注意を。

 目印の指の置き方が、ずれていますが、左右対称に、衿がきれいに交差する様にして下さい。左右の衿を、それぞれ、バストを包み込むように、たるみの無いように、静かに下ろして下さい。

 衿元は、喉の窪みの、チョッと下。「衿を正す」の諺の通り、衿元がきれいに収まっている姿は、品格があります。着物の衿オシャレで多少変化を楽しみますが。襦袢の衿は、若い方は、少し詰め気味に、年配の方は、心持緩め気味に、位で、留め置かれた方が・・・

 背筋に、柱を通すような気持ちで、背中にある、たて皺、よこ皺を直しながら、背中心がずれないよう、しっかり止めてください

 上前の皺、たるみを伸ばしながら、衿のラインも左右対称になるように、きれいに伸ばし、腰紐でずれないように、しっかりととめて下さい。

 下前の方も同じように。衿のラインを整えることは勿論ですが、ここで、皺たるみを上手に処理していないと着物の収まりが悪く、着崩れの原因になります。

背中心、両側の衿先をしっかりと収め、ずれないように、三点を止める事が、ポイントです。

長襦袢を上手に着付けることが、着物の土台を固めることになります。

しっかりした土台には、安心して着物を着付けられます。

安心して着付けられた着姿は余裕があって、楽しく振舞えます。

振り向かれる着姿、魅せる着物着姿のポイントはここにあります。


勿論、お客様にご了解いただいてからの事ですが、

どなたがお召しになっても、着崩れしにくいように、ひと手間かけ、お仕立ての工夫をして、お納めさせていただいております。

どのお客様も、安心され、喜ばれます。お仕立ての際は、一言、相談をされる事を、お勧めいたします。ちょっとの工夫ですが、だいぶ違います。

魅せる襦袢S.jpg

振り向かれる着姿術

 「着物一枚に、帯三本、襦袢5枚」と昔の人は言って着物を楽しんでいたようですね。

 「襦袢は、女性の教養」と話されたお客様がおられました。現代的な表現で、まさに至言と思いました。

このお客様は、長襦袢を「丸染め」に何枚も持ってこられ、長襦袢を楽しんでおられる人です。 

 

そのお客様がおっしゃるには、

「教養は言葉や行動に出してしまったら消えてしまうもの。その人の仕草から自然に伝わる物が教養ではないでしょうか?」

「そこの攻め際に、緊張感と、面白さがあり、着物の醍醐味、美のエクシタシーを感じる」と話されておられました。

「女性が、自分の下着をゴミに出す時、どんな気持ちになるのかしら。恥じらいに、一瞬、戸惑われるのでは?」

「特に、古い襦袢は、着込んでいるし、体に馴染んでいるから、着心地がいいの。それに考えてみて・・・・・

「丸染め」、こんな安い価格で、新しい襦袢の楽しみを味わえるのだから・・・・・利用しない手はないわよ。

私はマイペース・・・・スローライフを楽しみたい。

わたし的な「ロハスな生活」かもしれません。

襦袢を楽しんでいると最近うっすらとですが、半襟のオシャレの世界が見え出して来た様な気が致します。

 

お客様に教えていただいたことを、おすそ分け。そのまんま、お伝えいたしました。

年を重ねるごとにその人らしいおしゃれを創り、「着姿そのもの」がその人の「オンリーワンのブランド」 。

着物だから味わえる世界かもしれません。

歴史の深さだけ学ぶ事が、沢山有る事も気づかせていただきました。

この様にして、私共も、「お客様に育てていただいている」事を感じた時でもありました。

只々、ありがたく、心より感謝申し上げます。

 

襦袢のリフォーム、お手入れは、こちらへ

振り向かれる着姿

3月、京都に夏物の仕入れに行った時の物が染め上がってきました。

DSCF0036(S).jpg

最近、夏に大人のお洒落着を楽しみたいと言う人が多くなって参りました。

夏の着物としての浴衣は勿論ですが、オシャレな街着として一格上の素敵な着物を探します。

そのような目線で、目に止まった帯がありました。

でも今ひとつ、腹に落ちません・・・・・・・。 多分地色がきれい過ぎるせいだろうと思いました。

京都の空気、日差しでは、映えるのでしょうけど、 鹿児島の強い日差しの下では、バックの白がきれい過ぎて、着物に馴染まないと思いました。

 

染め屋さんに無理をお願いして、チョット(この加減が微妙なのですが)渋めのオフホワイトに染め直してもらうよう相談いたしました。

染め直して出来た物がこの写真、コーデネイトです。

判るか判らない位本当に微妙な加減ですが、妥協できない感覚です。

振り向かれる着姿は、お召しになる方の感性、努力が大部分ですけど、着物を提供する私共の目に見えないテイストも試されているように思います。

ぜひ一度、カラーコーディネート診断をお受けになることをお奨めいたします。

DSCF0036(S).jpg

京都の光の下、空気の中では、華やかさが出てよいと思いましたが ・・・ 鹿児島の光の下では、白がきれい過ぎて、ハレーションを起こすと思いました。

深田染め帯B.JPG

画像では、伝えにくいくらい微妙な色ですが、渋めののオフホワイトをかけてもらい、シックで品ある感じに出来ました。

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