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いつもの事ですが、「我が娘を嫁入りさせる日」のようでした。

お買い求めになった、御着物を取りにこられました。

いつものことですが、お客様と仕上がりを確認しながら、

女同士、いろいろ楽しい、お話を致します。

お客様の心の中には、一番初めに、どこに着て行こうか?

どの帯を締めようか?どのような小物合せが、素敵かな?

いろんな夢と不安が、駆け巡っているようです。

私は、私で、最後に縫いの家紋を確認しながら「大丈夫、家紋が守ってやるから・・・」

まるで自分の娘を送り出すような気持ちで、お客さんの幸せを願い、祈り、お渡しいたしました。

 

一番初めに目に届く(目立つの)のは、柄より色です。

春になると、街には、色々な色が、いっぺんに溢れてきます。

女性ですもの、洋服でも,お着物でも、素敵に映る色を楽しみたいものです。

色は北向きの採光で見るのが鉄則です。

 

いろんな色を顔の近くで当てて行きますと、顔の輝きが一瞬変化する色があります。その色がその方の基調色。

その色を押さえた上で、いろんな色相を当てていきます。

この方は、さわやかで、知的な色、クールで澄んだ色が映えるようでした。

専門的に申しますと、冬の色、シルバー系の色環でした。

 

ご本人も、うすうすは気づいてはおられたようで、後一つ自信がなく、ピンク系など、きれいな色に、自信が無くこれで背中を押された感じで、勇気が出てきました。

早速、この春のブラウスから、オシャレの幅を広げようと、喜んでいただきました。

 

これはあくまで西洋の色彩理論に裏付けられた色で、基本的なことば、変わらないにしても、和の色の集大成である、着物の世界では微妙に違い、今一度、細かい探索が必要です。

この後、弊社特製のカラーピースで「和の色、基調色」の絞込みをします。 

 

特製の和洋のカラーピースを当てて、着物の選び方、着物のコーディネイトの参考になる色をアドバイスして差し上げます。

基調色文字(200).jpg

日本には、日本独特の色があります。

それは、日本独特の四季の移ろいの有る自然環境の中で 長い歳月をかけてはぐくまれ残された色でしょう。

春には春の柔らかで、みずみずしい色。

夏は、焼きつくような日差しから身を守り周りまで、涼しげに気配りする色。

秋は、個々の生物の一番美しい色で彩られる自然界。どの色も暖かく穏やかな色。

冬は、種の保存の為に、全てをそぎ落とした、無彩色。

それ故に、お互い暖め合い励ましあい春を待つ優しい色。

 

色に名前を冠し、古代より歌にうたわれ、愛おしいわが子の名前にまで、

色の名を付ける国民は、、 自然の営みの中で、

守り育まれますようにとの、

親の願であり、祈りでもあるのでしょう。

 

染色の世界から捕らえると、「色は自然からの贈り物」で、身近に有る 植物から、 気の遠くなるような根気強い作業のもとで、生まれた草木染。

それでも、自分の求める色を取り出された事は少なかったことでしょう。

それでも活かそう、活かして、使いたいその思いが無限の色として残され、

しかもそれぞれの色に、名前まで付けられていることを見ても、日本人独特の色彩感でしょう。

 

それ故に、単に似合う色、好きな色と言うことだけでは、測れない、彩(いろ)の綾の世界があり、

その魅力の入り口に「カラーコーディネイト」の手法を取り入れています。

言葉で表現出来ない、微妙な綾が「振り向かれる着姿」「見せる着姿より魅せる着姿」の壷に繋がる

ような気が致します。

 

着物を楽しむなら「振り向かれる着姿」「魅せる着姿」を目指したいですよネ。

そんな合言葉で、お客様と、「ワイワイ、ガヤガヤ」色のままごと遊びをしています。

最近は,迷っている着物合せに、一式持ってこられる方が多くなりました。

よそでお買い求めの御着物でも構いません。皆様も、お気軽に、お遊びにいらしてください。

条件は、通行手形、キワードは、「着物大好きです」・・・・ただこれだけ。

 貴女に似合う着物基調色を見つけておきましょう。

 1回しっかりしたカラー診断を受けておられると安心です。

  私は、黄色が好きなのですが・・・・

日ごろ、良く着ている、洋服と、着物の色は、微妙に違うので、 良くあるケースです。

色のジャンル別の、カラーピースを、一枚一枚 顔の近くに近づけていきますと、

さっと、顔色が変わる瞬間があります。

その色相のカラーピースを、絞り込んでいきますと、顔の表情が、輝いて来ます。

非常に不思議な、現象で「自分の基調色」を見つけた、感動の瞬間でもあります 。

このことを確認したうえで、次の作業に移ります。

一番初めに、好きな黄色を 、当ててもらいました。 確かに、 今一つしっくり来ません。

今度は、ピンクを当ててもらいました。 自分の顔が、映えて見えました。 これこそ私の基本色だと確信しました。

基本色に合せて、着物を選び 当て貰いました。 新しい発見で、嬉しくて、 今までにない幸せな感じでした。

この様な方法で、カラー診断をして、その人にふさわしい着物を選んで差し上げました。

納得していただいた、着物を基準にして、今度は、帯、小物、合せを提案致しました。

黒地の帯で若々しさを強調しました。

ピンクの帯締めで 黒の強さを和らげました

優しいブルーの帯揚げで モダンさを表現いたしました。


 この際、自分に似合う、着物の基調色を、調べてもらおう

    浴衣の展示会の時に来られました。

以前から、自分に似合う色はなんだろう?洋服を選ぶ場合も、化粧品を選ぶ場合にも、

勧められるままに、言われるままに、買っていました。 浴衣を買いたい思いがありましたので、思い切って、本格的に、カラー診断していただきました。

髪の色、皮膚の地色から始まり、いろんな角度から、診断していただき、、自分の納得できる、基調色を選んでいただきました。

今までの自分が信じられないくらいです。

しっかり自分の目で、自分の好きな色柄の浴衣を、選べました。

今までは、度の違う、借り物のメガネをかけて、物を選んでいたようです。

今後は、自分の基調色を基準にして、着物だけでなく、おしゃれを楽しみたいと思います。


 着物生活の長い、超ベテランのお客様

オシャレな長襦袢が、出来上がり、店に取りに来られました。

 期待以上の出来上がりだったのでしょうか?

思っていた以上に、素敵な出来上がりだったのでしょうか?

そばにいて、その高揚感が、はっきりと、伝わってきました。

これで、また着物が楽しめる」。力強い一言が、とても印象的でした。

 着物のキャリアーは、私共より遥かにある方で、

 体験上、体が自分の色を知って、判断してくれる感じで、迷いなく、

 色を選び、合せられる力を持っておられるお客様です。

今までは、キャリアーと勘に頼っていましたが、「最近、年を重ねるごとに、、感覚のづれを感じ, なんとなく不安を感じていた所でした。」との事

せっかくの機会、自分の基調色を 見直したいとの事で、論理的に、体系付けて、説明をし、基調色を、提案いたしました。

さすがはベテラン。説明を聞きながら、「今日出来上がった、素敵な、あの長襦袢は、持つている、紺の結城紬に、 きっと合うわ。

すぐあの襦袢を、結城の下に着て楽しみましょう。」満面の笑みをたたえておっしゃいました。

  自分に合う着物の基調色を知っていることは、年齢に関係なく大事な事だと思いました

お気に入りのお着物。

  コーディネイトが分らなくて・・・・

何色が好き2.JPG

先般も個展を開かれ、アーティストとしての日頃の活動の姿を拝見しています。素晴らしい感性をお持ちの方だと思います。

日頃、着る回数が少ない故に、基軸となる尺度があるようでないような独特の着物の世界に戸惑いを持っておられる方は、この人だけでなく、他にも多いようです。

多くの方々と面談して、共通している事は、その人の持ち色(基調色)がありますので、、先ず、「自分の基調色」は、何かを見つけること。好きな色に惑わされている方が多いのも現実です。

次は、「自分の基調色」に、相性のよい色相環は何かを抑えれば、後はその組み合わせの、応用問題です。

                                                           具体的には、北東の自然光を取り入れ、本人が選んだ好きな色を顔の近くに、当てると、はっきりと輝いてくる色を発見できます。この方も、今回その色を発見され、「これって、スカーフ選ぶ時、これから先、ブラウスのオシャレにも役立ちますね」。

もともと感性の高い方だから、早くも何かを掴み、イメージが湧き出した瞬間でもあります。

着物が、日常着である時代においては、着る回数が多い為、

その都度、人から褒められたり、自分でもなんとなく違和感を感じ反省したりして、多くの経験則から、自分の軸を見つけてきたのだろうと思います。

叉、親を中心として、身近に、アドバイスして下さる方がおられました。今の若い方々の感性は、非常に高いので対応できないのも事実です。

私たち、業者も、固まったしきたりの知識の押し付け、売り込みに特化し、お客様の着物姿センスアップ、着物のオシャレの楽しみ方を提案する努力と姿勢が無い為、手持ちの着物の着方、着こなし方を教えてくれる所を探しておられるようです。

基調色2.JPG

自分の基調色を、活かした「振り向かれる着物着姿・コーディネイト術」

知識は実生活に活かして、初めて、教養となり、その人の品性を表します。

お持ちの3枚のお着物を基調にして、帯、帯締め、帯揚げを当てながら、そのコツを学んでいただきました。

帯の素材、色、柄。調和させる為に、一味違うセンスアップの為に,活かす帯揚げ、帯締めの選び方を学んでいただきました。

          画像をクリックされると拡大写真になりますので、解り易いと思います。

かなりオシャレ度の高い名古屋帯。カジュアルな装いの中でも、魅せる着姿が演出できます。地色が、オフホワイトで、柄は、モノトーンで一部に刺繍で立体感を出しています。大島紬にも最高。

金糸、銀糸使いの袋帯ですが、小柄で、金糸、銀糸は、細い線描写にあしらわれていますので、一つ紋色無地、付け下げまでは、十分楽しまれ、あれば重宝される帯です。

チョット早すぎかなと、思いましたが、飲み込みが早く、反応が良く、関心がありそうでしたので、帯止めのオシャレについても、提案いたしました。着物の魅力の深さを感じられたようです。


せっかくのチャンス・・・草履の選び方まで、アドバイス。

草履は、後回しにされる方が、多いようですが、「足元を見られる」「足元を清める」

「足元をただす」の言葉に表わせられるように、その人の品性が表れ、叉、他人から、

一番観察される所でもあります。

良く、お茶会にお招きいただく機会がありますが、玄関にどんな草履が並んでいるかによつて、

その席の格が測られるものだ、と先達に教えていただいたことを思い出します。

履いていても、脱いでも、主の品格を、示し守ってくれているのが、草履の勤めでも有るのかもしれません。

着物、帯、小物を合せ、最後の仕上げは、草履。他の持っている着物と、着る場を想像して選んで下さい。

貴女だったら、どの色が好き?さっき学んだ、貴女の基調色の色相をイメージして選んでみて下さい。

草履の最後の決め手は鼻緒です。帯締めに相当する、足元を締める、大きなポイントになります。

日に日に上手に着こなしを・・・・

これからも更なる進化。「素敵な色探し」

とても飲み込みが早く、お会いするたびに、上手に着こなされビックリ致します。自然採光(北東がベスト)のもとで、基調色は調べることが大事。

一味違う、着物カラーコーディネイトを身につけたい。

そんな願いを、かなえたくて、いつもの通りカラーピースを前に色相環の見方、自分の基調色、そして基調色の取り入れ方を、一緒に学びました。

そして、まだまだ素敵な色探しを、一緒に楽しみました。いつもの通り、北東からの自然光のもとで、色探し。


 まだある、自分に合う、素敵な色

今までは穏やかな、無難な、色目の物を選びがちでしたが、今回いろんな事を発見出来ました。

中でも、鮮やかさと、透明感の違いが、与える印象に、大きな影響を与えることに、気づきました。

穏やかで、透明感のある、明るい黄色好きです。彩度のある色は、ハレイショんンを起こし落ち着きませんでした。

少し藤色のかかった、透明感ある水色。大人の色と思っていましたが、案外いけそうです。濁った色は、老け顔に見えました。

ビックリしました。持っている、大島紬と色相環が同じでした。大好きなわけが解かりました。

笑顔は、正直。 好きな色(似合う)に出会うと、自然に表情が、ほころび、嬉しさを隠す事が出来ません。


嬉しくなって、今まで身に着けた事のない色にも、挑戦・・・・  

とても好きな色で、前から憧れていた色でした。薄い色と、透明感のある色は、違うことに気づきました。

通常言われている朱、赤、エンジではなく、ワイン味を帯びた赤が似合いました。色目は同じようでも、色相が微妙に違います。

女性の憧れる大人の色。いつかは着こなしてみたいと思いました。透明感のある色が似合うようでした。

笑顔は正直 。

だんだん 押さえ切れない喜びが、自然に笑顔になります。改めて色 の魅力、色の力を学びました。

それぞれの色には、微妙な色相が隠されています。鮮やかな色、澄んだ色、薄い色、透明感のある色。その境、違いを感じることが、大事なように思います。

微妙なニュアンスを理解したその上で、大事な役割を果たしてくれるのが、帯締め、帯揚げです。色彩に対する解釈は、洋の世界と、和の世界は、違いがあります。

 自分の好きな着物、帯に、これらの色を当てていくと、皆さんが自然に、笑顔になるのと同じように、着物と帯が、フット映えてくる組み合わせ(コーディ ネイト)が出来てきます。 色を足す。色を引く(抜く)と言う感覚、知識が必要になります。

自分が好きな着物、着こなしたい着物を持って来ていただき、カラーピースの替わりに、帯締め、帯揚げを一点一点当てて行き、体感していただきます。

着物カラーコーディネイトの知識を身につけると、

                      着物のオシャレの世界が広がります。

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