〒892-0853 鹿児島県鹿児島市城山町2-30 二之丸ビル303
受付時間 | 9:00~17:00 |
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定休日 | 月曜日 |
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いつもの事ですが、「我が娘を嫁入りさせる日」のようでした。
お買い求めになった、御着物を取りにこられました。
いつものことですが、お客様と仕上がりを確認しながら、
女同士、いろいろ楽しい、お話を致します。
お客様の心の中には、一番初めに、どこに着て行こうか?
どの帯を締めようか?どのような小物合せが、素敵かな?
いろんな夢と不安が、駆け巡っているようです。
私は、私で、最後に縫いの家紋を確認しながら「大丈夫、家紋が守ってやるから・・・」
まるで自分の娘を送り出すような気持ちで、お客さんの幸せを願い、祈り、お渡しいたしました。
一番初めに目に届く(目立つの)のは、柄より色です。
春になると、街には、色々な色が、いっぺんに溢れてきます。
女性ですもの、洋服でも,お着物でも、素敵に映る色を楽しみたいものです。
色は北向きの採光で見るのが鉄則です。
いろんな色を顔の近くで当てて行きますと、顔の輝きが一瞬変化する色があります。その色がその方の基調色。
その色を押さえた上で、いろんな色相を当てていきます。
この方は、さわやかで、知的な色、クールで澄んだ色が映えるようでした。
専門的に申しますと、冬の色、シルバー系の色環でした。
ご本人も、うすうすは気づいてはおられたようで、後一つ自信がなく、ピンク系など、きれいな色に、自信が無くこれで背中を押された感じで、勇気が出てきました。
早速、この春のブラウスから、オシャレの幅を広げようと、喜んでいただきました。
これはあくまで西洋の色彩理論に裏付けられた色で、基本的なことば、変わらないにしても、和の色の集大成である、着物の世界では微妙に違い、今一度、細かい探索が必要です。
日本には、日本独特の色があります。
それは、日本独特の四季の移ろいの有る自然環境の中で 長い歳月をかけてはぐくまれ残された色でしょう。
春には春の柔らかで、みずみずしい色。
夏は、焼きつくような日差しから身を守り周りまで、涼しげに気配りする色。
秋は、個々の生物の一番美しい色で彩られる自然界。どの色も暖かく穏やかな色。
冬は、種の保存の為に、全てをそぎ落とした、無彩色。
それ故に、お互い暖め合い励ましあい春を待つ優しい色。
色に名前を冠し、古代より歌にうたわれ、愛おしいわが子の名前にまで、
色の名を付ける国民は、、 自然の営みの中で、
守り育まれますようにとの、
親の願であり、祈りでもあるのでしょう。
染色の世界から捕らえると、「色は自然からの贈り物」で、身近に有る 植物から、 気の遠くなるような根気強い作業のもとで、生まれた草木染。
それでも、自分の求める色を取り出された事は少なかったことでしょう。
それでも活かそう、活かして、使いたいその思いが無限の色として残され、
しかもそれぞれの色に、名前まで付けられていることを見ても、日本人独特の色彩感でしょう。
それ故に、単に似合う色、好きな色と言うことだけでは、測れない、彩(いろ)の綾の世界があり、
その魅力の入り口に「カラーコーディネイト」の手法を取り入れています。
言葉で表現出来ない、微妙な綾が「振り向かれる着姿」「見せる着姿より魅せる着姿」の壷に繋がる
ような気が致します。
着物を楽しむなら「振り向かれる着姿」「魅せる着姿」を目指したいですよネ。
貴女に似合う着物基調色を見つけておきましょう。。
1回しっかりしたカラー診断を受けておられると安心です。
私は、黄色が好きなのですが・・・・
日ごろ、良く着ている、洋服と、着物の色は、微妙に違うので、 良くあるケースです。
色のジャンル別の、カラーピースを、一枚一枚 顔の近くに近づけていきますと、
さっと、顔色が変わる瞬間があります。
その色相のカラーピースを、絞り込んでいきますと、顔の表情が、輝いて来ます。
非常に不思議な、現象で「自分の基調色」を見つけた、感動の瞬間でもあります 。
このことを確認したうえで、次の作業に移ります。
この様な方法で、カラー診断をして、その人にふさわしい着物を選んで差し上げました。
納得していただいた、着物を基準にして、今度は、帯、小物、合せを提案致しました。
この際、自分に似合う、着物の基調色を、調べてもらおう
浴衣の展示会の時に来られました。
以前から、自分に似合う色はなんだろう?洋服を選ぶ場合も、化粧品を選ぶ場合にも、
勧められるままに、言われるままに、買っていました。 浴衣を買いたい思いがありましたので、思い切って、本格的に、カラー診断していただきました。
髪の色、皮膚の地色から始まり、いろんな角度から、診断していただき、、自分の納得できる、基調色を選んでいただきました。
今までの自分が信じられないくらいです。
しっかり自分の目で、自分の好きな色柄の浴衣を、選べました。
今までは、度の違う、借り物のメガネをかけて、物を選んでいたようです。
今後は、自分の基調色を基準にして、着物だけでなく、おしゃれを楽しみたいと思います。
着物生活の長い、超ベテランのお客様
オシャレな長襦袢が、出来上がり、店に取りに来られました。
期待以上の出来上がりだったのでしょうか?
思っていた以上に、素敵な出来上がりだったのでしょうか?
そばにいて、その高揚感が、はっきりと、伝わってきました。
「これで、また着物が楽しめる」。力強い一言が、とても印象的でした。
今までは、キャリアーと勘に頼っていましたが、「最近、年を重ねるごとに、、感覚のづれを感じ, なんとなく不安を感じていた所でした。」との事。
せっかくの機会、自分の基調色を 見直したいとの事で、論理的に、体系付けて、説明をし、基調色を、提案いたしました。
さすがはベテラン。説明を聞きながら、「今日出来上がった、素敵な、あの長襦袢は、持つている、紺の結城紬に、 きっと合うわ。
すぐあの襦袢を、結城の下に着て楽しみましょう。」満面の笑みをたたえておっしゃいました。
自分に合う着物の基調色を知っていることは、年齢に関係なく大事な事だと思いました。
お気に入りのお着物。
コーディネイトが分らなくて・・・・
先般も個展を開かれ、アーティストとしての日頃の活動の姿を拝見しています。素晴らしい感性をお持ちの方だと思います。
日頃、着る回数が少ない故に、基軸となる尺度があるようでないような独特の着物の世界に戸惑いを持っておられる方は、この人だけでなく、他にも多いようです。
多くの方々と面談して、共通している事は、その人の持ち色(基調色)がありますので、、先ず、「自分の基調色」は、何かを見つけること。好きな色に惑わされている方が多いのも現実です。
次は、「自分の基調色」に、相性のよい色相環は何かを抑えれば、後はその組み合わせの、応用問題です。
具体的には、北東の自然光を取り入れ、本人が選んだ好きな色を顔の近くに、当てると、はっきりと輝いてくる色を発見できます。この方も、今回その色を発見され、「これって、スカーフ選ぶ時、これから先、ブラウスのオシャレにも役立ちますね」。
もともと感性の高い方だから、早くも何かを掴み、イメージが湧き出した瞬間でもあります。
着物が、日常着である時代においては、着る回数が多い為、
その都度、人から褒められたり、自分でもなんとなく違和感を感じ反省したりして、多くの経験則から、自分の軸を見つけてきたのだろうと思います。
叉、親を中心として、身近に、アドバイスして下さる方がおられました。今の若い方々の感性は、非常に高いので対応できないのも事実です。
私たち、業者も、固まったしきたりの知識の押し付け、売り込みに特化し、お客様の着物姿センスアップ、着物のオシャレの楽しみ方を提案する努力と姿勢が無い為、手持ちの着物の着方、着こなし方を教えてくれる所を探しておられるようです。
自分の基調色を、活かした「振り向かれる着物着姿・コーディネイト術」
知識は実生活に活かして、初めて、教養となり、その人の品性を表します。
お持ちの3枚のお着物を基調にして、帯、帯締め、帯揚げを当てながら、そのコツを学んでいただきました。
帯の素材、色、柄。調和させる為に、一味違うセンスアップの為に,活かす帯揚げ、帯締めの選び方を学んでいただきました。
画像をクリックされると拡大写真になりますので、解り易いと思います。
せっかくのチャンス・・・草履の選び方まで、アドバイス。
草履は、後回しにされる方が、多いようですが、「足元を見られる」「足元を清める」
「足元をただす」の言葉に表わせられるように、その人の品性が表れ、叉、他人から、
一番観察される所でもあります。
良く、お茶会にお招きいただく機会がありますが、玄関にどんな草履が並んでいるかによつて、
その席の格が測られるものだ、と先達に教えていただいたことを思い出します。
履いていても、脱いでも、主の品格を、示し守ってくれているのが、草履の勤めでも有るのかもしれません。
まだある、自分に合う、素敵な色
今までは穏やかな、無難な、色目の物を選びがちでしたが、今回いろんな事を発見出来ました。
中でも、鮮やかさと、透明感の違いが、与える印象に、大きな影響を与えることに、気づきました。
それぞれの色には、微妙な色相が隠されています。鮮やかな色、澄んだ色、薄い色、透明感のある色。その境、違いを感じることが、大事なように思います。
着物カラーコーディネイトの知識を身につけると、
着物のオシャレの世界が広がります。
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ご不明点などございましたら、お電話もしくはお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
担当:能勢(のせ)
当社の「着物のお手入」は、高い技術を持つ「京都の職人集団」と提携し、しみ抜き、汚れ落とし、丸洗い等のメンテナンス。染め直し、仕立て直しのリフォームの為、一格上の仕上がりと好評をいただいております。箪笥の中に眠っている思い出の御着物、女の宝物に蘇ります。ご来店の際には、 「振り向かれる着姿」の着付け・着こなし術、「見せるより魅せる」センスアップ着付け・着こなし術のアドバイスを致します。遠慮なくお申し付け下さい。
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