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気づいたときには、大島紬業界に入り43年。、「大島紬の父」都喜ヱ門。「大島紬の母」永井明夫を、師として仰ぎ、今日まで修行してまいりました。紬作りだけでなく、人生全般に大きな影響を受けた、すばらしい師匠でした。今でも私の心の中で生き続けています。折々に紹介させていただき、喜びと感動を共有出来ればと思います。

社会構造の変化に伴いどの産地も、方向性を見出せないままに、衰退の方向に向かっています。

この様な時こそ、原点に帰り、大島紬の根っこを見つけ、ぶれない立ち位地を見つけることが、肝要。そこで大島紬の歴史を見ますと当時の人間ドラマが、垣間見られ「龍馬伝」を見るより面白い世界が見えてきます。


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大正15年前後に、大流行した「赤木名とび柄」当時27円50銭で取引されたと記録されています。

「赤木名」とは地名で、其の地域で主に生産されていた為、地名が柄名になつたようです。


この古布を参考に私は次に紹介する二つの柄を起しました。これは、ほんの一例ですが、

古い資料を紐解いて見ますと、

「最小限のロットで、コストを安くしている」 非常に緻密な職人の知恵が織り込まれています。

先人のトリックが解けたときに、1柄4反(現在は12~16反で創られています)

で作ることが出来ました。しかも、今までよりも安いコストで出来ました。

 これをもう一つ深堀りして、考察しますと、一柄2反で生産できる方法が見えてきます。

私はそれらの知恵から、一柄1反だけの創り方で、お客様には、世界に1反しかない、

その人だけの、カスタムメイドのオンリーワン大島紬に仕上げてお届けしています。

しかも、とてもリーズナブルな価格でお渡しできるものですから喜ばれています。

古典大島AS.jpg

昔の人は一つの柄から、いろんなデザインを生み出しています。非常に緻密な計算されデザインされています。

古典大島BS.jpg

大正時代に大流行したと言われている古布を「温故知新」の諺通り、参考に2柄を復刻いたしました。

復刻大島紬(世界に一つ。オンリーワンの大島紬)

  昭和40年代前半(1985年代)大ブレイク

残す大島紬、伝える大島紬、今に生きる大島紬を考えるべき時に来ている様に思います。

「古ければ良い」「手づくりだから」と言う言葉で美化され逃げられるものではない時代。

お客様と、作り手のハザマで、二十数年間、自問自答し続けているテーマです。

古くて新しいデザイン

ヨーロッパのデザイナーの視察の折、奄美で彼らの目に留まり、賞賛を受けた柄です。

彼らは世界中を回り、世界中の美を求め、それを咀嚼、消化して,自国の伝統文化の中に取り入れて今日の地位を維持しているのだそうです。

手作りの良さは、相手に合わせられる事。そして、そこには、思いが込められている事。

往々にして、「手作りであるが故に高い」。作り手のエゴであり、それを強いるのは、作り手の傲慢さだと思う。

手作りであるが故に、「お客様のお求めるモノに合せ、そのお客様にだけの、オンリーワンの大島紬を作って差し上げる」

それが出来るのが手作りであり、それこそが手作りの良心であり、オートクチュウルの魅力。

「緑」の色は 昔から癒しの色の代表とされ、珍重されていました。

まさしく、世界に一つの 、オンリーワンの大島紬です。昭和40年当時とすると、住環境が違い人々の感性も進化してきています。当時使われていた緑と違い、明るく爽やかな緑の絣で表現いたしました。

単に、昔大ヒットした色と言うだけでなく、日々精神的なハイテンションを強いられている時代、せめて、この大島紬をお召しの時は、心よりくつろぎ、お客様の、真の魅力を装っていただければと願う次第です。


モダンにも、シックにも、オンリーワンの貴女らしいオシャレを

着物を着こなしてくると、静かな装い 、それでいて、なんとなく気になる着姿の人に憧れを持つようになってきませんか?

そのような着物姿の人は、共通して、着物が主役でなく、着る方の感性が主役の装いのようです。

着込むほどに、装いの楽しみを味わえる「世界に一つの、オンリーワン」の大島紬を作ってみました。

染め帯を合せて、上品な、オシャレ感を出してみました。


この様に、着物カラーコーディネイトの知識は、

思わぬ所で、裏技として生きてきます。

「聞くは、一時の恥、知らぬは、一生の恥。」

身につけて知識は、一生の宝となることでしょう。

この「着味、着心地」を伝えられないのが、残念です。

女性の心を虜にするのは「大島紬の着味、着心地」です。 

よく衣擦れの音が大島の魅力と言われますが、ここがデリケイトな部分で、シャキシャキとするのが腰があって、しっかりした大島紬であるとは思えません。パサパサして非常に着ぬくいです。

残念ながら、作る人も糸の吟味、糊付け加工、織りの打ち込み等に基準を持った職人が少なくなりました。お客様の方には(着る人も)、その着味を見つけるまで着込んでいない現状も有ります。

大島紬の命は着心地です。 

固すぎては、布がはねて、着ぬくいです。気になり着ていて肩が懲ります。

柔らか過ぎても、体にまつわりつき、疲れます。何よりも、頼りなく感じ、すぐ脱ぎたくなります。

立て続けに2枚の大島紬をお買い求めになったお客さんに、お聞きしたところ

「私は、作り方など良く分りません。大島のことも詳しく知りません。ただ着易いのです。理屈でなく、とにかく、着心地がいいです。つかず離れるずの柔らかさ加減がとても心地いいのです。」

「もっとも求め安い価格であったので、買ったのですが、泥大島をこの価格でしたら、染めの小紋を買うより、この泥大島の方が、回数きるのでは?冷静に考えました」。との事でした。

着まわしの利く大島紬は、それだけ、オシャレの幅が広いと言うこと。 

年を重ねるごとに、感性の進化に伴い、自分らしいおしゃれを楽しめるということでもあります。

知性豊かな女性は、極細番手の、洗いざらしのTシャツを上手に着こなす感覚で、気取る事無くさりげなく着こなしておられます。

若い人は若い人なりに、若さと感覚で、大人の女性は、心豊かな装いを、御髪の白くなられた方は、爽やかな装いを、年相応の魅せる表現をしてくれる、世界に一つだけの、オンリーワンの大島紬です。

着まわしの効く着物ほど、着物カラーコーディネイトの知識が活かせます。

二枚ほしくなる着物・・・大島紬の着味・着心地

色々な観点から、工夫と改善を試みて見ました。

結局,仕上げ作業の時、手間を惜しむ事無く、根気強く、今までの、2倍、3倍の工夫改善を加え、求める風合いに挑戦いたしました。

見事に努力に答えてくれました。価格の問題も含め、求めていた出来上がりの、着味・着心地。

自分の感性・センスを映せる着物・・・

            世界に一つ、オンリーワンの大島紬です。

格子を構成する線は、それぞれ、一筋一筋に、大小の絣糸で微妙に線の太さに変化を付けて、洗練された、モダンさを表現いたしました。

色は、大島紬の世界では、珍しいワインレッド。泥染め独特のの渋さで、加減の良い、シックな色に、染め上がってきました。

「オンリーワンの、私だけの大島紬よ」と、思わず、自慢して言いたくなる感性の高い出来上がりで、久し振り充実した気持ちを味わいました。

控えめな個性を表言する為にオリジナルな工夫がなされています。

着物の出来上がりの姿をイメージし、付け下げ調に格子の横段を配置して、表現いたしました。

着物をよく知る人は、さりげないオシャレ、自分のオシャレを創られ楽しまれる方々の中で、きっと話題になる大島紬。

オンリーワンの、大島紬を、オンリーワンの装いで楽しめたら最高ですね。(よそおいのヒントは、こちら


追伸

格子の微妙な大小の変化。付け下げ調にデザインされた格子柄の濃淡、陰影がどれだけ伝へられるか心配です。関心お持ちの方は、お店で確かめてみて下さい。

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